地球で進行している「極移動」
2013年11月11日
ポールシフトの科学的根拠と地球に与える影響について
ポールシフトとは、地球の磁場が極性を逆転させる現象を指します。もしこの現象が今日起きた場合、方位磁石の針は南を向くことになります。
科学的根拠と発生メカニズム
- 地球の磁場は、地球内部で起きている動的なプロセスによって発生していると考えられています。
- 具体的には、固体鉄でできた地球の中心核の周囲に溶けた鉄の中核があり、これらが互いに異なる速度で回転していることが関係しているとされています。
- ただし、これらがお互いにどのように作用するのか、地球物理学ではまだ完全に解明されていません。科学者はこの現象を磁気流体力学発電機と呼んでおり、この電場が巨大な棒磁石のように作用するとされています。
- 地球の磁場は両極から数万マイルも離れた宇宙へと広がり、地球を太陽の放射線から守る役割を担っています。
過去の発生頻度と現在の状況
- 科学者の発見によると、過去1500万年の間に、約100万年ごとに4回のポールシフトが起きていたことが分かっています。
- 平均すると25万年に一度の頻度ですが、実際には定期的に起こるわけではありません。例えば、白亜紀には3000万年もの間ポールシフトが起きなかった時期があり、これはむしろ異常なことだと考えられています。
- 最後にポールシフトが起こったのは79万年前であり、このため、そろそろ地球でポールシフトが起こっても不思議ではないと考える科学者もいます。
- 一方では、既にポールシフトは起きていると考える科学者も存在します。
- 近年、ポールシフトの速度が加速しているという報告があります。2013年11月11日付けの情報では、北極の位置が急速にロシア方向へ移動しているとされています。また、2013年6月1日時点の北極の位置は、6ヶ月前と比較して約257kmも南西に移動したという報告や、アメリカ大気局が近年のポールシフトの加速を「驚異的」と発表したことなども言及されています。
- 関連情報として、太陽の磁極の反転が始まったことや、地球では大陸(外殻)が移動する「真の極移動」が進行しているという情報も挙げられています。
地球に与える影響
- 地球の磁場は、太陽の放射線から地球を守るだけでなく、世界の気象や天候のパターン、動物の移動習性にも影響を与えているとされています。
- もし地球の極が突然逆転したと仮定すると、地震や噴火、南極の氷が溶けることによる大洪水が起き、世界中が破壊されるという予測があります。
- しかし、実際にはポールシフトは1000年から28000年かけて徐々に起きることが明らかになっています。
- 1950年代に行われた大西洋の海底調査では、最後に起きたポールシフトが完全に逆転するまでに7000年間かかったことが判明しており、その際に地球の歴史を通じてポールシフトが起きた時期も特定されました。
source:2013年11月16日
ポールシフトの速度が加速している―地球で進行している「極移動」
https://hontougaitiban.seesaa.net/article/201311article_73.html